「第64回　仏教保育大学講座」ご案内

講座開設のねがい

仏教保育とは、保育するすがたを親鸞聖人の生き方に学び、人として生まれた意義をたずね、ともに生きともに育ちあっていくところにあります。
いま、私たちは「真宗保育・まことの保育」を名告(なの)り、保育の現場に立っています。
しかし、日々の忙しさに追われ、保育するということの本当の意味を真摯に振りかえることを忘れています。
私たちは、如来のひとり子として誕生しました。
しかし、そのことを問うことなく、子どもの輝きを奪い去っているのかもしれません。
この講座は、保育技術や方法論を学ぶためのものではありません。
いま、私に問われているのは、日々の保育の中で人と向きあい、自分を見つめ、自らの人生に目覚めていくことではないでしょうか。
出遇いをとおして、朋と語り合い、保育の道を歩もうとすること、ここに講座の願いがあります。

受講者の皆様へ

本講座の実施にあたっては、感染対策を講じ、参加者や関係者の健康を考慮したうえで、安全な運営を進めてまいります。
なお、今後新型コロナウイルス感染状況等、社会情勢に応じて、中止する場合がございますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
今後中止した場合には、申し込みされた方に、改めて７月１日以降に通知をさせていただきます。

「帰敬式（おかみそり）」について

帰敬式(ききょうしき)は、仏教に帰依し、仏教徒として人生を歩むという誓いをあらたにする儀式です。
帰敬式を受式されますと、「法名(ほうみょう)」が授与されます。「法名」とは仏弟子としての名であり、それゆえ釈尊の「釈(しゃく)」という字がつけられています。
常にその名を忘れず、親鸞聖人の生き方に学び、教えを聞きひらく生活を始めていただきたいものです。
受式された日こそ、あなたの人生においての新しい出発であります。

受講にあたって

この仏教保育大学講座は、班別討議の時間をカリキュラムの中心に位置づけて実施しております。
したがって、個々の経験に基づいた有意義な討議ができるよう、その受講資格を１年以上の経験を有する方に限定しております。

講師紹介

脇淵　徹映氏(元 公益社団法人大谷保育協会理事長/真宗大谷派 大垣教区念通寺住職)

開催要項